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近視とは、近くが比較的よく見えて、遠くが見えにくい目のことです。

  • 仮性近視は、読んで字のごとく「仮の近視」のことをいい、本当の近視ではありません。
    元々、目の水晶体を厚くしたり薄くしたりする毛様体筋は通常の時でも多少の緊張状態にあり、この状態が一時的に過度のものになっているのが仮性近視です。
    例えるなら、毛様体筋が「肩こり」と同じような状態になったものだと言えます。
    その程度のものなら目を休めたり、生活習慣を改めたりするなど、物理的に治すことも可能です。
    しかし、この緊張状態が続くと近い将来に本当の近視になってしまうため、注意が必要です。

  • 目に合った近視のメガネとは、「近視の目を正視の目と同じような状態に戻すメガネ」のことです。
    このメガネには視力を補うだけでなく、目の疲れを少なくする、近視度が進まないようにする、美容上に問題がないなどの条件が必要となります。
    さらに専門的な見方をすると、近視の成因(角膜近視・その他)や、屈折異常の状況(乱視の有無)などによく合ったメガネであることが一層重要になります。

  • 回復性の豊かな仮性近視者がメガネをかけないでいると、視力が次第に回復してきます。
    これには、以下のような前提があります。

    □ 仮性近視になったと思われる生活上の原因(近くを見続ける・目を疲れさせる等)を除くこと。
    □ 近視原因を除いた生活習慣(遠方を見つめる・良い環境で生活するなど)を身に付けること。

  • 左右の視力が異なる人は多く、左右の屈折度が違う場合のことを不同視と言います。
    この場合のメガネはそれぞれの目がよく見え、気持ちの良いものがもちろん理想的です。
    しかし左右の度が著しく違う場合、この理想を叶えるのは難しく、目の疲労によって長くメガネをかけていられないという問題があります。

    両眼の近視度が著しく違うと、同じ物を見ても左右の像の大きさが違って見えます。
    この大きさの違う像を1つにまとめようと左右上下を見回すと、レンズのプリズム現象が出てきます。
    プリズム現象が出ると屈折度が変化して一層像がまとまりにくくなり、それを融像作用で補ううちに、眼精疲労になりやすくなってしまうのです。
    この理由から、両眼の視力が著しく違っていても、メガネの左右の度にはあまり強い差をつけないことが一般的です。

  • 近視用のメガネの凹レンズは、レンズの中央部から周辺部にいくにつれて度がゆるやかになります。
    それにより、近視のメガネは周辺部がよく見えることになるのですが、これは好ましいことではありません。
    メガネを作ったり、装着したりする際には注意が必要です。

  • 目に入ってきた光は、角膜で屈折して瞳孔を通過、水晶体で入射角が調整されます。
    通常、入射した光はレンズの役割を果たす水晶体で屈折し、網膜上で焦点を結ぶことでピントをしっかり合わせることができます。
    近視の場合は、遠くの光を見た時に網膜より手前で焦点を結んでしまうため、網膜上で光が広がり、ピンボケの状態となってしまいます。

    近視の原因は、水晶体の湾曲が大きくなったため、あるいは眼球が前後に長くなったという2つの理由が考えられます。
    近視を矯正するためには、凹レンズのメガネを使うとある程度視力の補正ができます。

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